ヤチダモ

樹種
平地~山間のやや湿った所に多く生える落葉樹。高さ30m、太さ80~100cmになる。冬芽の頂芽は1個で円錐形~三角形、長さ5~8mm、幅5~10mm、側芽は対生する。樹皮は灰白色~灰褐色で、浅く縦に裂ける。
奇数羽状複葉で長さ30~40cm、小葉は7~11枚、頂小葉をのぞいて無柄、狭長楕円形で縁に細鋸歯がある。長さ6~15cm、幅2~5cm、鋭尖頭で基部はゆがんだくさび形をしている。
雄雌異株。前年枝の腋芽から花序をだし、多数の花をつける。花冠はない。雄花の葯は暗赤色、雌花序は淡緑黄色。5月に開花し、葉が開く前に咲く。
果実
翼果は広倒披針形で、先はややとがる。長さ2.5~3.5cm、幅7~8mm。10月に成熟し、黄緑色から褐色になる。
分布
北海道、本州中部以北、朝鮮
用途
建築・家具・器具材、公園・街路樹、防風林など

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